大河ドラマ 麒麟がくる 第十九回 「信長を暗殺せよ」 ネタバレあり感想
大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。
第十九回信長を暗殺せよ
信長(染谷将太)が、信勝(木村了)を殺し母・土田御前(檀れい)は悲観にくれる。信長も父も、弟も、母もいなくなってしまったと嘆くのであった。
斎藤道三の死から2年。越前にて浪人暮らしをしていた十兵衛(長谷川博己)の元に、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)から呼び出しがかかる。三好長慶(山路和弘)と和睦した足利義輝(向井理)が京に戻られ、各地の大名に上洛せよと文がとどいていたのだった。義景は、十兵衛に鷹を献上するように命ずるのだった。
京へとやってきた十兵衛。細川藤孝(眞島秀和)、三淵藤英(谷原章介)との再会を果たし、義輝にも目通りするのだった。だが、京へは斎藤義龍(伊藤英明)もやってきていて、十兵衛と鉢合わせるのだった。
その世、十兵衛は藤孝より、義龍が上洛する信長(染谷将太)の首を狙っていると知らされる。なんとかこれを阻止したい十兵衛は、京を実質収めている松永久秀(吉田鋼太郎)に頼みこむのだった。かつて、三好長慶(山路和弘)が襲撃を受けた際に助けた借りを返してもらうという名目で、久秀に義龍を止めさせるようたのむのだった。
久秀は、義龍に会い、京にて狼藉を働こうとしているものがいるとして、義龍に力を借りたいと申し出る。信長暗殺をはかっているものがいると言うのだ。これにより、義龍の信長暗殺計画は阻止される。義龍より面会をもとめられた十兵衛は、2年ぶりに義龍と対面する。あらためて、自分に使えるように頼む義龍だったが、十兵衛はこれを断る。かつて、道三に言われた大きな国を作るのだという言葉が残っているといい、今の義龍には仕えられないと。義龍は、さらばだと言い、十兵衛とはもう会うことがないだろうと伝える。その斎藤義龍は、2年後病にて亡くなるのだ。
織田信長は将軍・足利義輝に謁見する。将軍より、官職をうけ今川の備えにしたいと考えていた信長だったが、それで今川が引き下がるとは思えないと知ら示される。信長と久しぶりに対面した十兵衛であったが、信長は尾張が心配だとさっさと帰ってしまうのだった。
その世、久秀と会った十兵衛は、変わった男だと久秀がいうのに驚いていた。尾張と摂津を取り替えてくれというのだ。三好が収めている摂津と取り替えられるはずもないと、本気なのか戯言なのかわからぬと。十兵衛は亡き道三が、信長から目を離すなと言われていたことを久秀に言うのだった。
感想
越前へと落ち延びた光秀。 朝倉義景は、相変わらずなので、なぜか光秀が京に行くことに。京では、細川藤孝ら顔なじみがいるので、久しぶりに光秀が生き生きとしているかんじがしますな。尾張を平定した信長に、かつての仇敵・斎藤義龍と、揃い踏みです。同じようなタイミングで京にいたはずですが、義龍と信長は会わないままだったのですかね。
将軍・義輝も京に戻ってきたとはいえ、実権は三好が握っていたし、各地の大名も好き勝手にしている状態なので、信長の思惑とはまったく違った形になったと言えるでしょうね。将軍家は当てにならぬと思った信長なので、自らの手で尾張を守るしかなくなりました。その裏で、光秀が暗殺計画を阻止していたとは知らないでしょうが。
松永久秀も、のちのち信長に仕える側になるわけで、今の久秀と信長の立場とはまるで変わります。もっとも、久秀は何度も謀反を起こすわけですが。
次週は、松平元康が成長して登場。まさに、桶狭間直前という事になります。次次回あたりが桶狭間という事になるでしょうかね。中断前としては切りが良いところで終わりそうです
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