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横浜市営地下鉄ブルーラインの脱線事故で有名となった横取装置



横浜市営地下鉄 脱線

6月5日の早朝、横浜市営地下鉄ブルーラインで脱線事故が発生しました。朝5時台に発生した事故で、しばらくの時間は前線不通となっており、横浜から毎日利用している身としては大丈夫かなという感じでした。幸い、利用する時間帯には、踊場駅からの折り返し運転となり動いていましたが、通勤ラッシュ時は駅がかなり混み合っていました。

地下鉄で脱線事故というのは、あまり聞かない事例なので、何があったのだろうと思っていましたが、保線用の装置を置き忘れた事が原因だったようです。

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横取装置は、保線などの目的で車両を隣の線路に移動させたりするための橋渡をする装置です。なかなか言葉で説明するのは難しいので、Googleなどで検索してもらえれば画像などは探せると思います。

この横取装置は、本来ある線路をまたいで移動する構造なので、通常の運転スピードで乗り越えるようなものではないのですよね。地下鉄ではありませんが、2009年に近鉄東青山駅付近で、横取装置の外し忘れによる事故が起きていました。ちょうど、それを解説したPDFがあったので、これの方が横取装置については分かりやすいかと思います。

横取装置を使って車両が通過する際の動画がありましたが、このようにかなりスピードを落として移動することを想定しているはずなので、装置を外し忘れると脱線事故になってしまう事は当然かと思います。

なお、脱線した車両ですが当初は6月9日からの運転再開を目指していましたが、6月8日時点で車両の引き上げの目処が立っておらず、もう少し時間がかかりそうな感じです。地下鉄構内という事で重機もいれられないでしょうから、なかなか大変そうです。車両を引き上げた後に、線路の修繕も必要そうなのでしょうからね。

市営地下鉄ブルーラインの脱線について【続報4】 横浜市

当初、「想定しうる最短の工程で6月9日(日)始発からの全線運行再開」を目指してまいりましたが、現在その見通しは立っておりません。
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