西郷どん 第45回「西郷立つ」ネタバレ感想
大河ドラマ「西郷どん」第45回の感想です。
第45回 「西郷立つ」
あらすじ
西郷隆盛(鈴木亮平)が設立した私学校は、どんどんとその規模を広げていきました。薩摩のものだけではなく、庄内の者たちも私学校へ入るべく鹿児島へやってきていました。
そんな中、政府は抜刀令をだし、士族から刀を奪います。すでに政府から目をつけられちた私学校を守るために桐野利秋(大野拓朗)らは渋々これを受けるのでした。
この私学校を警戒する大久保利通(瑛太)は、川路利良(泉澤祐希)を介して鹿児島に密偵を送り込んでいました。西郷従道(錦戸亮)は、利通に隆盛を信用していないのかと問い詰めるものの下がれと言われてしまいます。川路は、従道に利通が隆盛が立つとは思っていないとし、鹿児島を守るために密偵を送っていると説明するのだった。
そんなある日、奄美から菊次郎(今井悠貴)の妹の菊草が西郷家へ引き取られてくるのだった。
政府は、さらに秩禄処分を実施。士族から禄を取り上げられて、各地で士族による反乱が起こっていた。鹿児島でも私学校の生徒らが血気にはやる自体となっていた。密偵が差し向けられていた事で皆が疑心暗鬼ともなっていた。その場は、隆盛が来たことでなんとか収められたが、その火種はくすぶり続けていた。
密偵として送り込まれていた、中原尚雄(田上晃吉)は別府晋介(篠原悠伸)を味方にし士族の反乱を抑え込もうとしていたが、これは晋介の罠でありたちまち桐野らに囲まれてしまった。
温泉でくつろいでいた隆盛のもとに、小兵衛(川上周作)が現れ、桐野らによる弾薬庫襲撃が行われた事を知らされるのだった。急ぎ戻った、隆盛が目にしたのは拷問され吊るされていた中原の姿だった。すぐに中原を救い出して、桐野らを殴る隆盛。しかし、桐野は密偵である中原の自白と電文の「ボウズヲシサツセヨ」から、大久保が西郷隆盛を刺殺するように司令を受けていたとし、政府のやり方をこれ以上許すわけにはいかないとするのだった。
隆盛は、政府を問いただすべく東京へ向かうべく立ち上がる事を決意するのだった。菊次郎もこれに同行するを希望し、糸(黒木華)からは反対されたものの隆盛の許しをえるのだった。
一方、政府では隆盛が軍を率いて向かってきた事が知らされるのだった。大久保は自らが隆盛へ会いに行くとするが、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)に止められてしまうのだった。
そして、いよいよ西郷率いる薩軍が東京へと旅立って行くのだった。
感想
いよいよ西南戦争前夜となってきました。おそらくは隆盛は戦を起こす気など毛頭なかったのかもしれませんが、私学校の生徒らを含めたうねりはもう止めようのないものになっていたのだと思います。
大久保は、あくまでも西郷が立たないでくれる事を願っていたのでしょうね。西郷が立たなければ、鹿児島の私学校も抑え込めるというのもあったのでしょうが、自体は思わぬ方向へいってしまいました。
廃刀令や禄の廃止は、まさしく武士の世を終わらせるためのものでしたが、当然ながら士族からの反乱が起きてしまいました。大久保の性急なやり方のせいでもありますが、遅かれ早かれこういった自体は起きるていまったのかもしれません。隆盛が政府に残っていれば別の道もあったとも思いますが、時代というのはこうして作られていくのでしょうね。
西南戦争勃発のきっかけになっていた西郷をシサツセヨという言葉の意味は、やはり"視察せよ"の意味合いだったとも言われていますが、刺殺せよという意味でとられてしまったという説をとっています。電文によるカタカナの文章というのもまたどちらの意味にも取られる形になっているのが味噌ですね。これが、文によるものだったら視察を刺殺に取り違えられる事はないでしょうから。
結局のところ、これまで士族たちの反乱を抑え込もうとしていた隆盛がなぜ西南戦争を起こす事になったというのは、わかりづらい部分があります。戦を起こすつもりはなかったのかもしれませんが、あれだけの軍を率いていけば、当然反乱の意志ありと受け止められてしまいますよね。
次週はいよいよ西南戦争です。どうやら、この回だけで西南戦争は終わるようですが、西郷どんの最後は最終回になるのでしょうかね。なんとも、辛い回と
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