西郷どん 第3回「子どもは国の宝」ネタバレ感想
大河ドラマ「西郷どん」第3回の感想です。
第3回 「子どもは国の宝」
あらすじ
吉之助(鈴木亮平) は、斉昭(渡辺謙) に会う事は叶わなかったものの、その後貧困に苦しむ百姓たちの事を文にしたためて、江戸にいる斉彬に送り続けていた。
しかし、その吉之助の家でも祖父の龍右衛門や弟の慎吾も病にかかっているが医者にみせる金もない状況。父・吉兵衛(風間杜夫) と言い争いになるところを大久保親子に止められる始末。吉兵衛は金を借りると大口をたたいた手前困っていたが、赤山靱負(沢村一樹) の伝手で借金をする事が出来る事となる。
その頃、江戸では斉彬が父・斉興(鹿賀丈史) の不正を暴き阿部正弘(藤木直人) に斉興を処罰してもらおうとしていた。
吉兵衛は吉之助を伴い、豪商・板垣与三次に借金を願い出ていた。吉之助の必死の懇願もあり、なんとか百両の借金をする事が出来たのであった。
その帰り道、吉之助は芋泥棒という一人の少年に出会う。その少年・中村半次郎の鋭い木刀さばきに驚くのであった。
借金で米を大量に買い付けた吉之助たち。久しぶりの白飯にありつき思う存分食べるのだった。これまでよく仕えていた熊吉のねぎらいに答えるため、熊吉の祖母・イシの家にも米を届ける事となった。イシの家に泊まった翌朝、吉之助が見かけたのは夜逃げをしようとする半次郎一家だった。吉之助は、半次郎の腕を見込んで、このまま脱藩させるにはもったいないとし、なんとか説得しとどまらせるのだった。
江戸にいた斉彬は、子が次々と早世していた。その夜、寛之助も息を引き取るのだった。これは由羅の呪いだと言われていたのだった。
一方、吉之助は半次郎を助けて荷車を押しているところを見られて、夜逃げを手伝ったと誤解されていた。なんとか、赤山の手助けもあり難を逃れるのだった。吉之助と正助(瑛太) は半次郎の家のように貧しさから畑を手放せねばならぬ武士の家も多い年、このままでは薩摩の大損になるとするのだった。半次郎の家の畑は赤山がなんとかしてみるとするのだった。そして、斉彬が藩主になる日も近いと言うのだった。
江戸城へは調所広郷(竜雷太) が呼び出されて、阿部正弘より密貿易や琉球への出兵を問い詰められていた。調所はすべて自分の独断だとし、これは斉興を貶めようとする者がいるというのだった。そこにあらわれたのは斉彬だった。斉興は調所に夜に一献傾けようと待っているとするのだが、調所はその夜に自ら毒をのみ自害してしまうのだった。
調所が亡くなった報せは薩摩へも届く。由羅が斉彬の子を呪い殺しているという噂もあり、斉彬派の者たちの粛清を一斉に始める事となるのだった。次々と、切腹あるいは島流しとなる斉彬派の者たち。
そしてついには、吉之助の師である赤山靱負にまで切腹の沙汰が出てしまうのだった。
感想
吉之助は本当に人がいいというか、志は高いものの何の権力も持ち合わせてないところがまた。今度は、年貢に苦しむ百姓たちばかりではなく、貧困に苦しむ武士をも救済しようとしてしまうのでした。でも、そういう西郷家も借金でなんとか暮らしている有様で、人の家の事など気にかけている場合ではないだろうという状態なわけなのです。
中村半次郎は後に「人斬り半次郎」と呼ばれた桐野利秋です。この後、重要な人物になる事になります。
そして、斉彬が斉興に反旗を翻す一方で由羅騒動が起きる事になりました。赤山靱負が切腹する事となります。由羅騒動では大久保正助も島流しにあったりと、斉彬派は散々だったわけですが、この後にようやく斉彬が藩主になる事になります。
これまでのところ吉之助は、さほどの活躍もしていない訳ですが、斉彬が藩主になって登用される事になったら、大分変わってくるんですかね
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