大河ドラマ 真田丸 第13回 「決戦」 感想
大河ドラマ「真田丸」の第13回の感想です。
第13回 「決戦」
あらすじ
信繁(堺雅人)は、信濃の海津城までやってきてた。しかし、そこに居たのは年寄りや子供ばかり。直江兼続(村上新悟)は、急いで集めたものでと言うのだが…。
徳川家康(内野聖陽)は、真田との戦へと意気込む本多忠勝(藤岡弘、)をなだめ、秀吉へのそなえとするというのだった。
家康の元にいた信尹は難しい立場に追いやられていた。このまま囚われの身となるか、家康へ仕えるかを迫られる。
上田城へ徳川勢が迫る。総大将は鳥居元忠であった。
昌幸(草刈正雄)は、餅を用意して徳川の7千の軍勢に見立てる。7千の軍勢も伸ばして、細長くすれば切り崩せると言うのだ。
昌幸は、水も漏らさぬ策を立てたというが、コマが一つ足りぬというのだった。そこへ、信繁が馳せ参じるのだった。
信繁に徳川勢と相対し、城の中にまで誘いこむように策をさずける。さらに、大手門を開いて二の丸へ逃げ込めと。
敵は、中々前へと進めない。勢いがなくなったところへ、本丸から攻め込む。居を突かれた徳川勢が逃げ出したところを、信幸(大泉洋)に横から攻めさせようという。さらに、神川の関をきって退路を立つと言うのだった。
梅(黒木華)の元へと向かった信繁であったが、途中ですれ違ってしまう。梅は、泣いていた子供のお守りを探していたのだった。子供が探していたお守りには、六文銭が入っていた。梅はこれを銀と交換で譲ってもらうのだった。
偵察から戻ってきた信繁は、きり(長澤まさみ)から六文銭のお守りを譲り受けるのだった。
夜が明けると、昌幸からの号令で佐助(藤井隆)が信繁の元へ向かう。信繁は、六文銭の旗印で舞い踊り、鳥居元忠の軍勢を挑発するのだった。
信繁は反撃しつつ、城内に敵を呼び込み逃げていく。そこへ、次々と横槍が入っていく。徐々に隊列が伸びていく鳥居勢。
信繁は大手門より敵を引き入れる事に成功する。しかし、その間に梅が外に出てしまうのだった。順調に敵を引き付ける信繁だったが、梅が的に囲まれているのを見つけてしまう。そこへ、佐助が現れて梅を逃がすのだった。
本丸まで引き寄せた信繁。いよいよ門が開き、昌幸が現れる。四方から鉄砲、弓矢を浴びせる真田勢。撤退を始める鳥居勢だったが、そこへ信幸の軍勢が現れる。さらに、神川の席を切って川を溢れさせ退路を立つのだった。
第一次上田合戦は、真田勢の大勝に終わった。
信繁は柵が壊されて徳川勢が山に逃げ込んだ事を知る。梅の兄、堀田作兵衛らは壊滅状態であったが、作兵衛は無事だった。しかし、柵を壊されるのを見た梅が向かったと、きりが知らせる。辺りを探す信繁と作兵衛。ようやく見つかった梅は徳川勢によって斬り殺されていたのだった。
感想
第一次上田合戦は、見事に昌幸がの策がハマりました。いや、上田城を大改造。見事に、徳川勢を引き寄せての奇襲攻撃。逃げる、偶然を挟み撃ち。さらには、退路を断つという具合。
信繁の見事な挑発から始まったわけですが、随分とうまくハメました。上田城は、敵方からすればやっかいな城です。
それにしても、鉄砲や弓で血しぶきがあがり、槍や竹槍でバッサバッサと倒れていく兵士たち。最後には死体の山が出来るというなんとも戦らしいといえば戦らしい描写となりました。
見事な大勝利で終わった真田勢ですが、最後の最後で梅が死んでしまいます。途中で何度も危ない場面があり、死亡フラグが立ちまくりの梅でしたが、なんとか生き延びたと思った矢先の死でした。最後のナレーションで、真田勢の犠牲は50名足らずとありましたが、その中に信繁の最愛の妻・梅が含まれているというのは、なんとも皮肉なものです。
第一次上田合戦が終わりどうなるのかと思ったら、次回からは大坂編になるようです。いよいよ、秀吉たちが本格的に登場という事になりそうです。
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