ドラマ 「信長協奏曲」 第8話 感想 さらば森りん
フジテレビの月9ドラマ「信長協奏曲」の第7話を観ました。
浅井長政との戦いを退けたサブロー。これから、天下を取る戦いが始まっていきます。
今回は、史実でも原作でも壮絶な戦いとなった宇佐山城の戦いです。
第8話 「命に代えても守るもの…信長様と見た夢」
あらすじ
サブロー(小栗旬)の元には松永久秀(古田新太)が訪れていた。織田軍が、浅井・朝倉軍に勝利した事で、同盟を申し入れに来たのだった。
松永久秀が言うには、一国の主は現在でいうところの総理大臣みたいなものだという。
それを聞いたサブローは、どうしたらいいかを尋ねる。とりあえず民の声を聞くことだなという事だという。
そこに領民たちが年貢を下げろと押し寄せてきていた。サブローは、これはチャンスだと民の声を聞きに行くのだった。
押し寄せてきた領民に頭を下げるだけの森可成(森下能幸)に、息子の勝三は嫌気が差していた。
そこにやってきたサブローは、「国民のため、暮らしやすい世の中を作ります。それがわたしのマニフェスト」と言うが、皆ぽかんとしてしまいます。
サブローは帰蝶(柴咲コウ)を連れ立って町を出向く。そこで、町民たちが自由に商売が出来ない事を知るのだった。
ものを売るためには座に入らねばならず、貧しい商人たちは入る事ができないのだと聞く。そこで、座をなくそうとサブローは言う。町に説得しに行くという。そこに、藤吉郎(山田孝之)がついていく事となる。
サブローの言う事に首を振らない座長だったが、藤吉郎の説得で心を動かされる。座を撤廃すれば人々が集まるだろうという。さらに、関所をなくす事で、往来も自由になり、さらに銭が入ってくるだろうという。
藤吉郎の活躍で座を撤廃する事に成功する。城に戻った、藤吉郎は名を改めたいという。丹羽長秀と柴田勝家から羽柴秀吉と名乗りたいという。
秀吉の名前に、聞き覚えがあるサブローだったが、それは豊臣秀吉で別人だと思っていた。
勝三は、父・森可成が情けないという。領民に頭を下げてばかりいると。
一方、秀吉は柴田勝家(高嶋政宏)、丹羽長秀と飲んでいた。信長は双子なのかと聞く。もちろん、双子などいないというのだが・・・。ただ、馬から落ちて頭を打って以来、人が変わったと勝家が漏らしてしまうのだった。
サブローは領民たちを前に宣言する、座の廃止、関所の廃止、徴兵の廃止を告げるのだった。
サブローの元を訪れていた徳川家康(濱田岳)は、これを「楽市楽座」と名付けるのだった。
家康は、サブローが現代から持ち込んだグラビア雑誌に目を奪われるのだった。
楽市楽座によって町は栄えていく。その様子は、浅井家にも伝わっていた。
サブローは光秀(小栗旬)の助言で、もう一つ京までの間に、楽市楽座の町を作ろうという。宿場町をつくればより、往来が多くなり領民たちも潤うだろ言う言う。
竹中半兵衛(藤木直人)の助言で、京まで行く途中にある宇佐山にしようと事になる。これを、誰が請け負うのかという事になるが、なんと森可成が手を上げるのだった。サブローは「森りんに任せるよ」と言う。
松永久秀が、三好に攻められて危ないとの報がサブローのもとに入る。それを聞いて、松永久秀に援軍を向かわせる事となる。
だが、京に言ってみれば、松永久秀は余裕の表情。さらに、攻めこんでくるはずの、浅井・朝倉も来てはいなかった。
実は織田軍をおびき寄せるための罠だった。この隙に、浅井・朝倉の兵は宇佐山に向かっていたのだった。
3万の軍勢を前にして撤退を進められた森だったが、これを迎え撃つ事にするのだった。
劣勢を極める宇佐山城。さらに比叡山の僧たちまでもが挙兵してくるのだった。
これに対して、森可成は、自ら敵を迎え撃つべく出向くのだった。
宇佐山城にサブローたちがかけつけたころ、既に森可成は討ち死にした後だった。
森の死を悲しむ、織田の武将たち。だが、サブローはいつも泣いていた森りんだったが、笑顔しか思い出せないというのだった。だから、森りんの事は笑顔で送り出そうという。
森可成の息子・勝三はサブローに使える事となる。名を、森長可と改めるのだった。
反映する町をみて目を細めるサブローと池田恒興(向井理)だった。
その頃、秀吉は光秀に「信長様は双子であらせられるのですか?」と問いかけていた。この前、殿に似たものがあったと、話をふっかけるのだが・・・。
そして、浅井のところに、武田信玄が進軍してくるとの一報が入っていた。
感想
ここまで、軽快に話がすすんでいましたが、織田の家臣からついに討ち死にする人が現れた事になります。
森可成は史実でも宇佐山城の戦いで討ち死にしています。もっとも、原作などでも森可成は体躯のいい侍として描かれており、ドラマ版とは大分雰囲気はちがってはいるのですが。
なんともいいキャラをしていた、森りんこと森可成がなくなり少しさびしい感じもします。
物語は武田信玄が進軍してきて、ますますサブローは窮地に陥ることになってきます。
原作がまだ未完であるという事もあり、ドラマ版でどこまで物語が進むのかは気になるところですが、浅井・朝倉を攻め落とすあたりまで進むのでしょうか!?
-
2014年12月26日 ドラマ 「信長協奏曲」 第11話(最終回) 感想 戦国の世で未来を夢見る現代人サブロー
ドラマ「信長協奏曲」の第11話 "友との約束!500年後の未来のために"を観た感想です。偽者の信長とバレてしまったサブローは、浅井・朝倉との最終決戦に臨みます。 -
2014年12月18日 ドラマ 「信長協奏曲」 第10話 感想 ニセモノの信長
ドラマ「信長協奏曲」の第10話 "ニセモノは追放せよ!殿のために死んでいった者たちへ・・・"を観た感想です。サブローが偽者の信長である事が恒興に知られてしまいます。 -
2014年12月11日 ドラマ 「信長協奏曲」 第9話 感想 信長の秘密
ドラマ「信長協奏曲」の第9話 "二人の信長!サルに秘密がバレるとき"を観た感想です。信長領に武田信玄が迫ってきていました。しかし、信玄は病で死亡し難を逃れます。一方で、延暦寺の僧たちが暴れだし、この説得に本物の信長で向かうのだが、秀吉の謀により焼き討ちにしてしまいます。サブローは、これにより窮地に陥ります。 -
2014年11月28日 ドラマ 「信長協奏曲」 第7話 感想 戦国の世を生きる
ドラマ「信長協奏曲」の第7話 "裏切りの銃弾!撃たれた痛みは心の痛み…"を観た感想です。浅井長政の裏切りにあって城に逃げ帰ったサブローはおゆきに撃たれてしまいます。一命は取り留め、浅井長政と姉川の戦いに勝利し、おゆきも帰蝶の元に帰ります。 -
2014年11月22日 ドラマ 「信長協奏曲」 第6話 感想 京都上洛と裏切りの浅井
ドラマ「信長協奏曲」の第6話 "鬼が城にやって来た!全国指名手配の書状"を観た感想です。本物の信長(小栗旬)が明智光秀として織田家臣団に加わります。京都上洛をやってのけたサブローですが、足利義昭に疎まれて全国に指名手配されてしまいます。朝倉義景との会談にのぞむサブローに背後から浅井勢が急襲します。
ドラマ 「信長協奏曲」 第8話 感想 さらば森りん