ドラマ 「信長協奏曲」 第2話 感想
フジテレビの月9ドラマ「信長協奏曲」の第2話を観ました。
今回は、西田敏行の斎藤道三がする回です。戦国の世にタイムスリップしたのはサブローだけではなかった!!というのが判ります。
第2話 「学生服vs警官制服!!」
あらすじ
信長と入れ替わったサブロー(小栗旬)の元に、斎藤道三(西田敏行)より会見の申し出が来る。
"美濃のマムシ"と恐れられる道三だけに、サブローは会見を拒否するのだが、説得させられて会う事に。
サブローは、帰蝶(柴咲コウ)にもいっしょに行くように誘うが、拒否されてしまう。
そして、道三との会見の場に現れたサブローは学生服姿で現れる。
それを見た道三は、サブローと2人きりになる事を望むのでした。
サブローの元に再度現れた、道三の格好はなんと警察官のものでした。
道三は1972年からタイムスリップしてきた人だったのです。40年前にタイムスリップして、この時代に溶け込んでいたのでした。
意気投合する、2人だったが、サブローが偽物の信長と知り、この後尾張に攻め込むと告げてくるのである。
道三の名代で現れた、斎藤龍興は、攻め込まぬ代わりに、帰蝶を武田の妾にやると言うのである。
結局、道三との戦を避けるために、帰蝶は武田の元に送り出す事となる。
一方、帰蝶の為に伊勢までお守りを買いに行ってた池田恒興(向井理)は、道三の忍びが帳簿を盗みに来ていた事を知る。
サブローは、帰蝶の侍女のゆき(夏帆)に、帰蝶がなぜ道三と会いたがらないのかを聞くのである。かつて、人質に出された家に、攻めこまれて来たばかりでなく、そのまま織田家に嫁がされた事で父・道三に不信感をもっていたのでした。
斎藤道三が武田と組むと知り、今川義元は驚くのだが、伝次郎(山田孝之)が既に策を巡らせていた。
斎藤龍興のところにけしかけてきて、父・道三に謀反を起こさせるのでした。
サブローは、道三の元を訪れて、なんとか説得を試みるが、相手にされず追い返されてしまう。
帰蝶が、武田のもとに輿入れする日、サブローは道三が武田に頭を下げていたと聞かされる。道三が死んだ後は、美濃を譲ってもいいと。
さらに、戻ってきた池田恒興から、美濃の忍びが台帳を盗みまわっていると聞かされる。それにより、帰蝶の輿入れ先を決めていたのだとか。豊臣秀吉や徳川家康という名前を探していたという。
それを聞いたサブローは、道三の目的に気づくのであった。
帰蝶の元に戻り、輿入れをやめさせるのであった。道三は、自分が恨まれている事を知っており、帰蝶を身を守る為に強い武将の元に嫁がせようとしたのだと。
美濃の忍びが、豊臣秀吉、徳川家康の名は何処にも見当たらないと伝えると同時に、サブローがなくしていた日本史の教科書を発見して手渡していた。
教科書には、道三は息子の斎藤龍興に謀反を起こされて討たれるとカカれており、自らの運命を悟るのだった。そして、まさにその時に龍興が謀反を起こす。
美濃での謀反の事をしり、サブローは、今一度道三と帰蝶を会わせるべく、道三を助けに向かうのでした。
すでに追い詰められていた道三は、勝ち目のない戦に助けにくるサブローに涙するのであった。そして、日本史の教科書で、信長が道三に援軍を送った史実を知り、道三はサブローこそが信長なのだと確信する。
道三は、サブローと帰蝶宛に文と、日本史の教科書を送り届ける。既に、道三は討ち死にした後だった。
龍興に追い打ちをかけられた尾張に戻る。帰蝶に、道三からの文を手渡すのだった。道三からの最後の手紙は
"帰蝶、この来世を生き抜いてくれ。ワシが伝えたいのはそれだけじゃ。愛し方もわからぬ父親ですまなかった。それでも、この時代でお前に出会えた事、心から幸せに思う"
と記されていた。父の手紙に涙する帰蝶。サブローへの感謝を言葉にする。
そして、サブローへの手紙には、
"確信した。お前は偽物の信長ではない。お前こそが歴史に名を残す信長だったのだなぁ。帰蝶を頼む。歴史はお前の手で切り拓け。お前なら運命を切り開ける。"
と記されていた。そして、日本史の教科書には、信長の最期のページが道三によって破られて渡されていた。
その頃、今川の忍・伝次郎は"木下藤吉郎"と名を代えて織田家へ潜り込むのだった。
感想
同じくタイムスリップしてやってきた斎藤道三との出会いはあっという間でした。
この道三との出会いで、サブローが本格的に信長として、この時代を生きていく事になります。
サブローがしでかした事は、まったく史実を意識したものではなかった訳ですが、それが史実をなぞってしまうのだから驚いたでしょう。
実は、この斎藤道三の登場によって、サブローと同様にタイムスリップしてきた人がいる事がいるという事への伏線となっています。
道三自身は討ち死にしてしまった訳ですが、史実の信長にとってもサブローにとっても、これが大きな転機になる訳で、面白くなってきました。
さらに、竹中半兵衛(藤木直人)や、のちの徳川家康である松平信康(濱田岳)や、のちの羽柴秀吉となる木下藤吉郎も登場してきます。西田道三があれほど探していた、豊臣秀吉や徳川家康はまだ、その名とはなっていなかったという訳です。
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