大河ドラマ 軍師官兵衛 28話 「本能寺の変」 感想
大河ドラマ「軍師官兵衛」の28話の感想です。ここまで3話刻みで感想書いてきましたが、この回だけは1話分でやってみたいと思います。
第28回 「本能寺の変」
あらすじ
明智光秀(春風亭小朝)がついに、信長(江口洋介)に対して謀反を起こします。
本能寺で就寝していた、信長は何かの異変に気づき目を覚ますのでした。
いよいよ信長のいる本能寺に明智軍が攻め入る。
謀反をおこしたのが明智光秀ときき、信長は「是非に及ばず」と驚きはしなかった。
圧倒的な軍勢の明智軍に劣勢の織田軍。信長も弓で応戦するものの、途中で切れてしまい、槍で応戦する信長であった。
槍で応戦していた信長だったが、その槍も折れてしまい、その場は森蘭丸らにまかせ奥の間に逃れる。
その信長に、追手が迫りついにはお濃も刃に倒れてしまう。
「生か死か」
自問自答しながら奥へ奥へと足を進める信長。
奥の間に辿り着いた信長は、
「人間五十年 化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」
と舞うのであった。
「生きるも死ぬも一度限り。存分に生きたぞ」
と言い残し、自らの首を切り自害するのであった。
信長を滅ぼしたものの、焼け落ちた本能寺からは躯は見つからず。懸命に信長の首を探す光秀。
一方、京にいた徳川家康(寺尾聡)は、家臣のすすめもあり伊賀越えを決意するのだった。
その頃、織田信長の家臣・長谷川宗仁から一人の使者が秀吉の元に使わされる。
その頃、官兵衛(岡田准一)は、あの小寺政職(片岡鶴太郎)が近くに住んでいるとの報告を受けて会いに行く。
政職を看取った官兵衛は、その息子・小寺氏職を預かる事とした。
その夜、長谷川宗仁からの使者が官兵衛の元に現れる。
そこで、謀反により信長が討ち取られた事を知るのであった。
苦悩する官兵衛であったが、すぐに行動を起こす。秀吉(竹中直人)に明智光秀討伐を進言するのであった。
そして、官兵衛はその夜のうちに、安国寺恵瓊を呼び寄せ毛利との和睦交渉を行うのであった。
感想
「本能寺の変」と言えば大河ドラマでも何回も扱われてきた題材です。
江口洋介の信長もなかなかよかったですが、今回の「本能寺の変」はなかなか見ものでした。
少し残念だったのは、時間的に短かかった事でしょうか。
さらにお濃が信長とともに戦うなど、少し珍しいなという場面もありました。そして、このお濃がまた強い。
そして、最後に切腹ではなく、首を切りつけるというのも、思い切ったやり方でした。
冷静に考えると、信長がわずかな取り巻きと本能寺に宿泊したのは、油断し過ぎという感じがしますね。
官兵衛の動きも見事でした。有岡城幽閉以降ブラックな一面の見える官兵衛でしたが、ここでもすぐに光秀討伐を進言します。
その表情がなかなかに、よかったです。秀吉は一瞬恐怖したような表情になったのもうなずけます。
信長が死んで、物語は毛利との和睦、そして中国大返しへと移っていくわけです。
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