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大河ドラマ 軍師官兵衛 19-21話感想



軍師官兵衛

大河ドラマ「軍師官兵衛」の19~21話の感想です。

第19回 「非情の罠」

あらすじ

ついに謀反をおこした荒木村重(田中哲司)。高山右近(生田斗真)ら配下の武将たちもそれに同調する。

秀吉(竹中直人)の説得も受け入れられず。

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村重から書状を送られていた、小寺政職(片岡鶴太郎)もこれに同調し、毛利方に寝返る事となる。

黒田職隆(柴田恭兵)が説得に訪れるものの、会うことすら出来ない状態。

官兵衛(岡田准一)は、この状況を打破する為に、村重を説得せねばと考える。

村重を説得できれば、政職も謀反を諦めるだろうと思ったからだ。

政職の元を訪れた、官兵衛は村重を説得する旨を説明する。村重が謀反をやめれば、政職も同調すると約束を取り付けるのだった。

村重を説得するために、単身有岡城に向かう官兵衛。善助や太兵衛には知られるのよう、竹中半兵衛(谷原章介)に計ってもらいながらも。

有岡城を訪れた官兵衛。だが、その説得は虚しく終わる。有岡城へ官兵衛が向かったので殺してくれて政職から手紙が届いていたのだった。

主君からの裏切りを受けた官兵衛。村重は、官兵衛を殺すことはせず、牢獄に幽閉するのだった。

感想

村重の謀反と、官兵衛の幽閉生活が始まります。

官兵衛の事を慕っていた、政職がここにきてまさかの裏切り。さすがの官兵衛にも同様が。

それにしても、自信満々の村重ではあるが、頼みの毛利勢は相変わらず来ないのでした。

思えば、様々なボタンの掛け違いのようなものが連鎖した結果の出来事だったようにも思います。

これまで、様々な策略を成功させてきた、官兵衛でしたが今回ばかりは大失敗でした。おそらく村重と旧知の仲という関係でなければ、その場で殺されていたかもしれません。

第20回 「囚われの軍師」

あらすじ

囚われの身となった、官兵衛が戻ってこない事で、姫路城を始め、織田方では様々な憶測が飛び交います。

信長(江口洋介)も、官兵衛が寝返ったかもと言うのだったが、秀吉の言葉もありその場はやりすごします。

有岡城攻略へ、信長は高山左近の切り崩しにかかります。キリシタンを呼び寄せて、高山右近の説得に当たらせるのです。

村重に恩があった、右近は寝返る事を承知しませんでしたが、結果的に右近は信長の元に戻り、村重を裏切る事となります。

さらに、村重をそそのかした張本人の中川清秀までもが信長の軍門にくだり、村重は孤立する事になります。

黒田家では、官兵衛の安否を気にしながらも、官兵衛が生きているとの望みを捨てていませんでした。しかし、元々小寺氏のは以下だったものは、御着城へと離れていってしまいました。

一方の官兵衛は、なんとか牢獄からの脱出を試みます。官兵衛を有岡城へ呼び寄せ、村重の謀反を止めようとした、だしの働きもあり、一旦は牢獄から抜け出すのですが・・・。村重に見つかってしまいます。

村重は、元の牢ではなく、土牢への官兵衛を幽閉するのでした。

感想

謀反を起こした村重ですが、早くも右近や清秀の裏切りにあってしまいます。信長の方も、力攻めだけではなく、こういったところはうまく利用してきました。

キリシタンたちは、かつての信長が行った比叡山の焼き討ちなどの事を知ってましたから、布教どころではなくなるのは恐れていたでしょうから。

とはいえ、官兵衛は有岡城からの脱出に失敗し、土牢に閉じ込められてしまいます。最悪の環境での日々を過ごすことになるわけです。

物語の流れからは、そう長くは感じないでしょうが、1年以上にもの長きにわたる事になるわけですから、相当長く感じたでしょう。

第21回 「松寿丸の命」

あらすじ

官兵衛が、有岡城に幽閉されているという情報もあり、善助ら黒田の家臣団は有岡城下に潜入するのでした。

一方、有岡城攻めがなかなかうまくいかない信長は、官兵衛が裏切り村重に策を与えていると考える。

ついに、人質である官兵衛の息子の松寿丸を殺せと命令するのでした。これには、秀吉も拒むのでしたが、半兵衛があっさりと引き受けてしまいます。

だが、半兵衛は秀吉の妻・おねと結託し、密かに松寿丸をかくまうのでした。

世間的には、松寿丸が殺されたという、情報が瞬く間に広がります。黒田家では、皆が悲しみに打ちひしがれるのでした。

松寿丸の事を報告しにきた、秀吉は黒田家の寝返りだけは阻止すべく、織田に味方するよう再度念を押すのでした。

一方、土牢に幽閉されていた官兵衛にもこの報せが届きます。土牢の中で何も出来ない官兵衛は、ひどく打ちひしがれてしまい、食事もろくに取らないようなってしまいます。

それでも、だしの介抱もあり、命を取り留めた官兵衛は、生き抜く事にするのでした。

半兵衛の屋敷に匿われていた、松寿丸はおねと再開します。

一方、黒田家にはおねから手紙と届け物が到着します。中に入っていたのは、扇子に描かれた松の姿でした。

これは、松寿丸が生きている事をまわりに知られないように、伝えるものためのものだと職隆は直感し、光も安堵するのでした。

感想

半兵衛が松寿丸を助けたというのは有名な話ですが、この事は信長には知られていなったようです。

秀吉にも、この事は伝わってはおらず、立派な最期だったとだけ伝えていたようです。

信長には、別な子供の首を届けていたようですが、さすがにドラマではこの事には触れられてはいませんでした。

この回では、劣悪な環境の土牢に幽閉されている官兵衛の凄まじさが伝わってくる内容でもありました。

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