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大河ドラマ 軍師官兵衛 16-18話感想



軍師官兵衛

大河ドラマ「軍師官兵衛」の16~18話の感想です。

第16回 「上月(こうづき)城の守り」

あらすじ

播磨では、三木城の別所長政や、志方城の櫛橋左京進(金子ノブアキ)が寝返り、いっきょに騒乱となる。

そんな中で、毛利勢も5万の軍勢で、上月城に迫っていた。

上月城を守るのは尼子勢の山中鹿介(別所哲也)らだったが、数で圧倒する毛利勢に籠城して立ち向かうしかない。

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織田の援軍を要請するまでの間、時間をかせぐ為に官兵衛(岡田准一)が策を弄するが、それでも圧倒的な不利は変わらない。

そんなか、秀吉の陣では竹中半兵衛(谷原章介)が病に倒れてしまう。

一方、光(中谷美紀)は兄、左京進の説得の為に志方城を訪れるが、結局説得叶わず、今生の別れとなるのだった。

秀吉は、上月城の救済の為に、織田信長(江口洋介)に掛け合いにいくが、その答えは「上月は見捨てろ」だった。

感想

播磨が一気に戦乱の渦に巻き込まれる事になりました。

左京進の裏切りなどは、官兵衛に対する恨みもあると思われる。そんな中、荒木村重が徐々に信長に対する恐怖心を抱いているという伏線めいた描写もあります

官兵衛の主君である小寺政職も、迷いが生じているようで、官兵衛の知らぬところでもいろいろ動き始めているところですね。

 

第17回 「見捨てられた城」

あらすじ

信長の答えは「上月は見捨てろ」だった。秀吉の説得もむなしく上月城への援軍は送られない事となった。

官兵衛が自ら、その事を伝えに上月城へと潜入する。結局、この後、尼子勝久は切腹し、毛利側に降伏した山中鹿之介は移動中に急襲されてしまった。

上月城を攻め落とした毛利勢だったが、宇喜多直家(陣内孝則)の動きが見えず、これ以上の進軍は得策ではないと判断し、兵を引いてしまう。

毛利の援軍を待っていた、志方城は孤立し、攻め落とされてしまい、櫛橋左京進も切腹する事となる。

一方、御着城では、小寺政職の妻・お紺がいよいよ病が悪化し亡くなってしまう。

また、荒木村重は、神吉城攻めの際に皆殺しにせよという命に背いて除名した事で、安土城に呼び出されてしまった。

感想

いよいよ、今後の波乱への幕開け前夜という段階になってきました。

上月城を見捨てよという信長の命は、随分とひとでなしにも思えたが、戦況を考えれば、やむなしという判断だったのでしょう。

もっとも、尼子勢からすれば、援軍を待ちわびていた中での、この知らせは無念だあったでしょうね。

官兵衛からすれば、信長に対して違和感をもってもおかしくない展開でしたが、半兵衛の存在もあって目の前の状況を一刻も早く打開しようという事になりました。

いよいよ、荒木村重が切羽詰まった状況になってきましたが、これはまだ序の口に過ぎなかったようです。

官兵衛が秀吉とともに行動するようになってから、すっかりひとりぼっちとなった小寺政職はお紺が亡くなって、ますます弱気の虫が出始めてきそうです。

第18回 「裏切る理由」

あらすじ

信長に安土城に呼び出された荒木村重は、恐恐とした表情ながらも、状況を説明して信長の許しを得られた。

信長の方は、村重を信頼していたようだが、村重の方はそうは思っていなかったようです。

官兵衛は、志方城が落ちて、いよいよ三木城攻めへという段階になってきました。三木城の周囲を囲んで兵糧攻めにしようという作戦に出ました。

さらに、毛利勢を撤退に追いやった宇喜多直家を調略しに官兵衛自らが出向くものの、結局どっちにもつかないという事になりました。
ただ、直家からは「背後に気をつけろ」という言葉をもらい、ひっかかるのでした。

この言葉は、御着の小寺政職の事か!?とも思ったものの、お紺が亡くなって気弱になっている政職に不穏な動きはなく、状況がつかめない状況でした。

一方、村重は配下の中川清秀の部下が石山本願寺に兵糧を運び込もうとしていたのが見つかったとの報告を受ける。

信長に疑いをかけられたときの為に、今のうちに支度をという事になるのだが、逆に信長側へは謀反の動きありと報告されてしまう。

信長が明智光秀らを遣わしたときには、謀反などないという事だったのだが・・・。

信長側に裏切っていた中川清秀の部下が捕まったという報があり、いよいよ評定を開く事となる。中川清秀らは、信長と一戦を交えようという事になるが、高山右近はこれに反対する。

村重は、これまでの経緯などから、信長に謀反を起こす事を決意するのだった。

石山本願寺の顕如や、毛利方、御着城に、その旨手紙が送られる。

これは、信長方にも荒木村重が謀反をおこしたという報せが舞い込むのだった。

感想

ついに、荒木村重が謀反を起こす事となりました。

信長からすれば、荒木村重はかなり信用されていたようですが、その思いは届かなかったようです。

信長は、荒木村重がかなり肝の座った男だという風に思っていたようで、それがミスリードに繋がったようです。

確かに、当初の村重は大胆な豪傑というイメージではあったものの、次第に信長に対し恐怖心を抱いていてしまっていましたね。

いよいよ三木城攻略へという中での村重の謀反という事で、播磨勢は背後を突かれる形になります。まずは村重を説得せねばというところですが、御着の小寺政職もこれに加わる事になります。

この後、官兵衛は村重を説得に行き捕らえられる訳で、苦難の始まりとなる回でした。

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