20数年振りに情報処理試験(DB)を受けてみて
昨日になりますが、20数年振りに情報処理試験を受けてきました。
IT関連の業界の人ならば説明するまでもありませんが、情報処理技術者試験は経済産業省行っている国家試験です。(試験事務は情報処理推進機構)
元々、あまり大っぴらに試験を受ける事はTwitterなどには流してなかったので、試験に合格したらネタとして取り扱おうかなくらいな感じに思っていました。
今回、思い立って試験を受ける事にしたのですが、なにせ20数年ぶりという事もあり、試験の編成も昔とは変わっており勝手がわからない事が多すぎました。
正直、今回試験を受けた感触としては合格はしてないだろうなと思っています。という事で、合格出来なかった身分であれこれ言うのはなんなのですが、それでも久しぶりに勉強してみて感じた事などは残しておいてもよいかなと思いました。
20数年ぶりの試験
自分が、以前に情報処理試験を受けたのは社会人になる前の専門学校時代になります。そもそも、学校で習っていたのが情報処理試験を受かるための事を中心にやっていたので、社会人になってから勉強するよりは時間も勉強する量も多かったのです。
現行の基本情報技術者試験にあたる第二種情報処理技術者試験を取ったのが1990年で、翌年には第一種情報技術者試験も取ったのですが、それ以降はずっと受けてきませんでした。当時、上位の試験区分であった特殊情報処理技術者試験は年齢制限があったので、社会人になってから数年たたないと受けれなかったというのもあります。
結局、社会人になってから情報処理技術者試験は受けてなかった(と思います)ので、久しぶりに試験勉強をする事になりました。
なお、今回受験したのは、「データベーススペシャリスト試験」です。上位の試験の中では、比較的仕事でやっている事に近いという事で選びました。
勉強法
基本的には、一冊参考書を買って勉強して、演習問題をひたすらやるというスタイルで行こうと思っていました。
どの参考書を選んでもやる内容は同じなので、あとはフィーリング的なところかなと思います。
午前問題の範囲に関しては、電車での移動時間に読み込んでおくという感じでした。ただ、さすがに午後の筆記問題は電車では無理があるので、週末に時間があるときに集中的にやり込みました。
午前問題に関しては、もう少し試験の演習問題をやり込んでおく必要があると思い何かいい手はないかなと思っていたら、たまたまTwitterでAndroidアプリで演習問題が出来るものがあるのを知って、購入する事にしました。
これは、演習を解いて解説もあるので、かなり役に立ちましたね。
実は、このアプリを使うに当たって重要な事に気づきました。実は、データベーススペシャリスト試験の午前Ⅰ問題は、応用情報処理技術者試験と共用になっている為に、参考書に買った本には解説が載っていないのです。
応用情報処理技術者は、以前の区分だと第一種情報技術者レベルではありますが、さすがに20年も経っているとまったく違う事になっているので、あらためて勉強する必要があります。
もう1冊本を買うのもなんだったので、今回は手っ取り早く読めるようにKindleで、応用情報処理技術者試験用の参考書を購入する事にしました。
ただ、いかんせん、この事に気づいたのが試験の2週間ほど前でして、しかも応用情報処理技術者の出題範囲がかなり広いので参りました。
参考書として、一通り読み通すくらいしか出来ませんでした。演習問題はアプリの方でやる事でカバー出来ましたが、痛いミスでした。
試験前
あまりにも久しぶりの試験すぎて、当たり前だった事をかなり忘れていました。
単純に、試験会場で必要なものは何か?!とか、そういうレベルの話です。午前はマークシート式で、午後は筆記試験なので、鉛筆またはシャープペンシルがあればいいのですが、普段筆記用具をあまり使わないようになってしまったので使えるものが残っているかどうかという感じでした。
さすがにシャーペンや、消しゴムくらいはうちにありましたが、替えの芯なんかは見当たらなかったので購入する必要がありました。
そして、普段から腕時計を使っていない人だったので、時計が必要だという事に気づきました。ただ、わざわざ腕時計を購入する必要もないので、100円ショップの小さい卓上時計で済ませる事にしました。
後は、受験票に顔写真を貼らなきゃならない点ですね。これは、すっかり忘れていました。幸い、前日までに気づいたので、試験前日に慌てて証明写真を撮りに行ってきました。
試験当日
試験会場は、西千葉から歩いていける某大学の教室だったのですが、さすがに行ったことがない場所だったので距離感がわかりません。
元々、早めに行くつもりでしたが、受験票をよくよく見たら試験開始の20分前には着席してくださいとあり、予定より早めに出発する事にしました。結果的には、総武線の各駅停車にやや遅れが出ていた事もあって、正解だったと思います。
大学の周囲にはあまり食べ物屋さんがなくて、お昼どうしようと思ったのですが、結局一番近いコンビニで食べ物を調達する事になりました。中華屋さんもあったのですが、日曜日は定休日らしく営業していませんでした。モノレールの作草部駅近くまで行けば、いろいろあるのですが少し遠いのですよ。
昔、試験を受けるときには、さほど気にはならなかったのですが、試験と試験との間の時間が結構短いです。基本的に試験の20分前に着席してくださいという流れだったので、ホントにトイレ休憩くらいしか取れませんでした。
幸い、当日の体調は特に悪くもなかったので良かったのですが、花粉症持ちの人とかお腹弱い人は大変だろうなとも思いました。
試験の20分前に集合というのは注意事項と、問題冊子の配布、解答用紙の配布がある為ですが、ほぼ試験の5分以上前には済んでしまいます。問題冊子が配られてしまうと、他のことは何も出来ないので、ひたすら静寂の中で試験の開始を待つわけです。正直、5分、10分でも復習しておきたいなと思ったりもするので、20分前集合はどうなんだろうと思ってしまいました。
お昼休みも1時間の間隔が空いてますが賞味は40分くらいしかないので、その間にご飯買ってきて食べないといけません。臭わないものだったら、朝のうちに買ってきておいた方がロスは少ないかもしれません。
試験を終えて
冒頭にも書きましたが、今回の試験は、合格していないだろうという感触です。
特に午後Ⅰの方は時間配分をかなりミスってしまい、回答しきれない部分が多かったのが痛かったです。
午前問題に関しては、アプリでひたすら問題を解いていたのがまずまず効果があった気がします。間違えた問題を何度もやっていく事で、それなりに頭に残っているので効果はあった気がします。
午後の筆記試験にあたって演習問題をやっている時から困ったのが、漢字が書けない事でした。少なくとも、絶対に出てくる用語くらいは書けるよにしないといけないです。普段、字を書かなくなってきているせいで、字もかなり汚かったので、試験のときにはあるていど読めるレベルの字にしないといけなかったので、そこが思いのほか気を使いました。
今回の試験を受けてみて、やはり勉強時間の絶対数が足りてなかったという感じでした。大体1ヶ月ほど前から勉強し始めましたが、週末にまとまった時間が取れなかったり、電車の中での勉強時間も限られているというのがありました。
ただ、平日の夜にある程度勉強時間を作れる人だったら、1ヶ月前から勉強してもある程度モノに出来るかもしれません。
週末に予定が入りやすい人などは、逆算してある程度余裕をもって勉強を始めた方がよさそうです。それでも1ヶ月半くらい前から始めればなんとかなるかなという気もします。
久しぶりに、1ヶ月勉強して、試験を受けましたがかなり頭が疲れました。若い時に受験したのに比べるとかなり疲労感が残った気がしました。朝から夕方まで頭をフルに使っていると、こうも疲れるのだなというのがわかりました。
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