大河ドラマ 軍師官兵衛 10-12話感想
大河ドラマ「軍師官兵衛」の10~12話の感想です。
第10回 「毛利襲来」
あらすじ
ようやく、播磨の小寺、赤松、別所の3氏を信長に謁見させて一安心といったところに、毛利水軍が突如の来襲となった。
阿賀の浦に陣をはった毛利軍の中には、本願寺門徒であるため黒田家を離れた女衆も混じっていた。
毛利軍が油断しているのをみた、官兵衛(岡田准一)は、父・職隆(柴田恭兵)とともに一計を案じ、農民らを兵に見立てて頭数を多く見せ、奇襲にて毛利勢を追い払った。
一方で、頼みの秀吉は石山本願寺との抗争のあり、播磨に兵を出せずにいた。さらに、毛利水軍相手に織田軍が大敗を喫するという報が舞い込んできた。
感想
一難去って、また一難という回でした。もっとも、毛利軍は小手調べという感じだったので、あっさりと兵を引いてくれたというのもありました。
ただ、わずかな手勢で毛利軍を追い払った事は、評価されたようです。
第11回 「命がけの宴」
あらすじ
織田軍敗戦の報に揺れる諸国。官兵衛の主君である小寺政職(片岡鶴太郎)も、その一人。
官兵衛は播磨勢の離反を恐れて、各地に飛び回る。宇喜多直家(陣内孝則)の調略には失敗、あやうく毒殺されそうになるものの辛くも帰陣する。
一方、秀吉(竹中直人)は播磨に兵を出すどころか、信長(江口洋介)に北国攻めに加勢するように命ぜられていた。
だが、その陣中で柴田勝家(近藤芳正)と言い争いになり、長浜に戻ってきてしまう。
信長からの処罰を恐れた秀吉は開き直って宴を催す。これは、信長に離反の意思なしという事にもなると竹中半兵衛(谷原章介)も賛同する。
だが、この一大事に駆けつけた官兵衛にとっては何をしているということにもなったが、播磨に兵を出せなかった詫びを秀吉に言われ、官兵衛もともに宴に参加するのでした。
結局、信長からの沙汰はなし、播磨行きを命ぜられる事になる。
感想
秀吉が信長に背くというまさかの事態に官兵衛も肝を冷やすのだったが、この件もあって秀吉の播磨行きが決定する。
後々、信長の後継者争いをする柴田勝家との言い争いは、またおもしろいものがある。
そして、曲者の宇喜多直家も初登場して、この後どうなるのかが楽しみです。
第12回 「人質松寿丸」
あらすじ
秀吉の播磨行きが決まったかと思ったら、今度は松永久秀が謀反を起こす事となる。織田信長の嫡男、織田信忠が大将となりこれを制圧しようとするが、松永久秀はなんと茶釜こと自爆して果てる。
さらに、信長は小寺家より人質を要求する。官兵衛が政職に掛け合い、嫡男の齋は病弱ゆえという事で先延ばしにする。だが、秀吉を伝っての催促がきてしまい、これ以上先延ばしには出来ない状態に。
だが、齋が病に倒れてしまった為、官兵衛の嫡男・松寿丸を人質として差し出す事となる。光(中谷美紀)の反対もあったが、松寿丸自身が黒田家のためにと人質になる事を決心する。
官兵衛とともに、信長に謁見する松寿丸に、秀忠はなぜ小寺家から人質がでないというが、信長は秀吉の元に松寿丸を預けるようにと命を出すのだった。
そして、いよいよ播磨に秀吉の大軍勢が到着する。
感想
松寿丸が信長の元に人質として差し出されるという回です。小寺家の嫡男・齋が病弱な事もあったが、一粒種の松寿丸を人質に出すというのは苦渋の決断であったろう。
そして、信長の嫡男・信忠が初登場となる。ここまで、登場機会がなかったが、後に小寺家を攻め落とすのが信忠という事で、そろそろ出番かなと思っていたところでした。
今後、荒木村重や主君の小寺政職が離反するという流れになっていくのですね。
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