やはりヒューマンエラーの方が怖いというオチ(自動ブレーキ事故)
先日、自動車の自動ブレーキ体験試乗会で、自動車がマットを突き破りフェンスに激突する事故がありました。
この事故で乗っていた人が首の捻挫(ムチウチ)、助手席にいた従業員が右腕骨折の重症を負いました。
▼自動ブレーキ体験中フェンスに衝突、2人重軽傷 埼玉:朝日新聞デジタル
この事故の直後、自動ブレーキの安全性について不信感を抱くような報道や、Twitterなどでもありました。
ただ、自動車評論家の国沢光宏さんのブログによると、状況から考えて自動ブレーキが作動しなかったのはアクセルを踏み込んでスピードが出てしまったからでは?との見解を出していました。
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そうなる原因は1つしか考えられない。運転していた人がアクセルから足を離した状態のままでバリアに接近。自律自動ブレーキがなかなか稼働しないことで恐怖心を感じ、ブレーキだと勘違いしてアクセルを一杯踏んでしまった、ということです。
その後の事故調査でわかった結果は、このブログでの指摘通り、運転していた人がアクセルを踏み込んでしまったために、自動ブレーキが働く30km/hより速いスピードになっていたようです。
▼自動ブレーキ事故、運転ミスか 速度超過で作動せず?:朝日新聞デジタル
結果としては、運転してた男性が恐怖心からブレーキを踏み込もうとして、誤ってアクセルを踏み込んだものとみられます。結局のところ、こういったテクノロジーが進歩しても、ヒューマンエラーが一番怖いというオチになってしまいました。
おそらく、実用化が進められている自動運転にしても、どこかでマニュアル操作が出来るようにはなると思うので、運転手自身が操作を誤った場合は事故は防げないという事になります。
もちろんセンサーの不具合や、ソフトウエア的なミスでの事故というのもありえるんでしょうが、最終的には人の手が介在するときの方が怖いという事になってしまうんでしょうか!?
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