日本企業で有給休暇取得がすすまない理由は・・・一つではないかも
「日本で有給休暇取得が進まない、たったひとつの理由 」というブログ記事がありました。
模範的解答として、
日本企業では従業員に与えられた職務(ジョブ)内容の設計とその成果が明確に定義されておらず「自分の仕事を果たした」ことが評価されにくい。結果的に有給休暇の本来の姿である「休むために休む」ことができない。休もうとすれば「仕事、大丈夫ならいいけど・・・」という無制限責任を押付けられ、労働者が自縄自縛に陥る
と提示はしているのですが、別な視点から考えてみた結果がこちらです。
日本で有給休暇取得が進まない、たったひとつの理由 - 三つ数えろ
日本は各国に比べ「週休日以外の休日」、つまり祝日が多い。著者などは毎年新しい祝日が設定されているように感じるし、9月のように3連休が連続すると(あれ?俺、ループしてない?的な)不安を覚えることもある(実際にはループしているかもしれないがそれは別の話になる)
実際のところ日本は祝日も多いし、有給休暇など取らなくてもそこそこ休暇は多いという事なのです。
確かに職場のカレンダーでいっても土日祝日をフルに休むと117日分の休暇があります。さらに、年末年始や夏期休暇の際には特休と言う名の有給休暇とは別な休暇が与えられており全て休めば、124日分は既に休める事になります。
このブログでは日本人の平均有給取得日数の9日を土日祝日に加えると年間128日は休んでいるだろうという計算をしています。
ヨーロッパ諸国の140日前後なので、休暇自体が極端に少ないわけではないという事らしいです。
まぁ、ヨーロッパ諸国の場合、祝日が少ないので、その分有給休暇で休もうという事になるだろうし、自然と有給休暇が取りやすい空気にもなるのかもしれません。
逆に、日本は月に3連休が何度もあったりすると、まぁすぐに3連休来るしいいかなという気分にもなりますね。
実際、毎年20日間有給休暇をもらうと、少なくとも月に1日以上は有給休暇をとらないといけませんが、ゴールデンウィークやら、夏休みやら冬休みやら、秋は3連休だったり(年によってはシルバーウィークってことにも)があるので、意外と簡単でもないんですよね。
ここまでの推察は、土日祝日がほぼほぼ休めている人の話だとは思います。
逆に、休日出勤が多いような人や土日休みじゃない人は少し違ってくるでしょう。
土日も出勤しているような人であれば、平日も当然忙しいでしょうから、結果的には有給休暇を取得しないという事になって、この場合も有給休暇取得率が下がりますね。
(もっとも、休日出勤が多いというのは、それはそれで別な問題がある気がしますが)
結論としては、有給休暇取得が進まない理由は他にもあるよといういう事で。
日本企業で有給休暇取得がすすまない理由は・・・一つではないかも