発売前よりAndroid1.6から2.1以降のOSへのメジャーアップデートについて技術的な検証を重ねてまいりましたが、仕様上の都合により、お客さまのご要望に応えられるパフォーマンスを発揮できないという結論に達しました。

そして、それを受けてようやくauの方からも正式に、Androidスマートフォンのバージョンアップ対応予定が発表になり、やはりIS01のバージョンアップは断念と発表された。

結果的に、先のTwitter上でのツイートと同じ内容となり、auのスマートフォン戦略の見通しの甘さというものを感じる。

最近のkddiprとkddipr宛のツイートをみてみるとこんな感じだ。

Twitter / Search - from:kddpr OR to:kddipr

IS01の対応に対して、文句を言うのはわかるのだが、ここまでの過剰反応をする必要があるのか!?というのはある。

そもそも、IS01がバージョンアップする保証なんぞないわけで、それを期待してかったとか言うのもおかしな話。もちろん、Android端末だからバージョンアップされるだろうという思うのは当然ではあるのだが、IS01はワンセグや赤外線通信に対応したり独自UIだったり、かなりの作り込みをしている。
そういった端末で、当たり前のようにバージョンアップされると何の疑問も抱かずに購入するというのも考えものだ。
IS01の発売前に、興味はあったものの、ここまで作り込みした端末でバージョンアップがまともにされるのか不安だったので、@kddiprに質問したことがある。
回答自体は、見つけられなかったが、あまりパッとした回答はなかったように思える。少なくとも、予定はなさそうな口ぶりだった。同様に、バージョンアップに対する問い合わせは何人もいたと記憶している。

その後も、IS01のバージョンアップに関しては検討しているだとかいう発言もあったりはしたものの、バージョンアップしますというハッキリとした回答はなかったと思う。
検討しているから、対応するものだと思い込むのは勝手だが、それに向かって詐欺だとかいうのもどうかしてる。

今回のIS01は、docomo向けに兄弟機LYNX（SH-10B）が存在するのだが、docomoからはらまだ反応がないようだ。
同じシャープ製の端末でdocomoだけバージョンアップに対応するとは考えにくいが、IS01に対してこれだけの批難がある状況でdocomoがどういう対応するのか見ものだ。

Android端末という事で、バージョンアップは半ば当たり前と思ってる人も多いようだが、国産端末ではどこまでバージョンアップされるかは当てに出来ないと思っておいた方がよさそうだ。これは、auに限らず同じだと思う。
Andorid3.0なんてのも、そろそろ出てきそうなんだが、ハイスペック端末をうたっており、今出回っている端末に対して対応出来るのかどうかはあやしいところだ。

かろうじて、今の2.1/2.2くらいの端末がバージョンアップに耐えうるとしても、それ以降のバージョンアップには耐えられないような気がする。

Androidに関しては、そう大した知識はないのだが、ざっと調べた感じではアプリの下位互換が保ててない事が結構あるみたいだ。そういう意味では、iPhoneのiOSなんかと同じような感覚で捉えてはいけないのかもしれない。

まぁ、IS01の事はいい教訓として、国内メーカーはAndroid端末はバージョンアップ出来ないと苦情がでるんだぜ!!ってのは念頭において開発してもらいところです。

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