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新参者 第1話



TBSの「新参者」を観てみました。

なんとなく、おもしろいかなと思って観てみたんですが、かなりよかったです。
主人公、加賀恭一郎は、阿部寛。

それにしても、阿部寛は味のある役者になったなぁ。昔は全然想像できなかった。

第一話のゲスト陣も豪華。市原悦子、香川照之、杏。

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物語は、ある女性・三井峯子(原田美枝子)が殺された事から始まる。

今回、この犯人に疑われるのが、保険の営業マンの田倉慎一(香川照之)というところです。
そして、田倉が出入りしている煎餅屋の祖母聡子(市原悦子)と孫の・菜穂(杏)が絡んでくる。

菜穂は、ヘアメイクコンテストで優勝し、パリ留学目前で、いっつもばあちゃんと言い争いしてる。とは言っても、そこは江戸っ子のやり取りだから、嫌な感じはしないんだけどね。

殺害された被害者宅に、田倉の名刺とボタンが落ちていた事から、疑われ続けるわけだが、しかも田倉のアリバイが照明されない。
しかも、田倉はコートのボタンを一つなくしていたが、菜穂もそれに気付いていたってところで煎餅屋も絡んでくる。
加賀は、菜穂のウソに気付いていたようだけれど。田倉の事は煎餅屋の誰もが信頼していたというのもある。

張り込んでいた、加賀と菜穂のやりとりで、小さい頃に亡くなった母親に変わって母親代わりそしてきた、祖母との思い出を話す。せんべいばっかりおやつに食べさせられていたのに、ある日作ってくれた砂糖いっぱいまぶした、「あまあま」せんべい。

今回の話の中で、ばあちゃん役の市原悦子のセリフで、「嘘は旨いがすぐ湿気る。本音は不味いが一生もん」っていうのが心に響くね。

田倉を追っていた、刑事らがコートのボタンを買い込んで、煎餅屋の菜穂ちゃんにつけてもらうのを頼むところで現れるんだが、加賀の推理は違っていた。
田倉が言っていた当日の行動の矛盾点を指摘。実は、田倉が本当の事を言えば、アリバイは証明されていたのだった。
実は、田倉は偽の診断書を菜穂から受け取っていた。先日受けた祖母のもの。だけど、本物の新談笑は父親が裏で田倉に渡していたのでした。
それは、祖母の病気を隠すための嘘。田倉と父で仕組んだものだった。パリへの留学を目前に控えた菜穂に心配かけないための嘘であった。その嘘に気付いた祖母は自らの命が長くない事を既に自覚していた。菜穂の人生の区切りに必ずつくっていた「あまあま」を祖母はこっそりと作っていて渡す準備をしていたのだった。

田倉の疑いは晴れたが、田倉と被害者との間で交わされた会話から、被害者・峯子は自分が生きる事で希望をもっている第三者がいると告げる。


今回の第一話、阿部寛の加賀もいい感じ。
しかも、最後、あんな泣かせる展開になるとは。市原悦子が自らの病状に気付いていて、嘘だってすぐに感づいたところから既に泣けてくるね。

Twitterでハッシュタグ #shinzanmono も追ってたんですが、皆さん好評だった模様です。

今クール観るドラマが一つ決まった感じです。

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