ヴォイス 第7話
今週も、「ヴォイス~命亡き者の声~」を観ました。
今回は、ゼミのメンバーが実際に解剖を行なう事にってところからスタート。
さっそく、運び込まれた遺体を、大己くん(瑛太)と彰(佐藤智仁)が担当する事になるんだが、遺体の方の旦那が乗り込んできて、解剖をやめさせてしまう。
あきちゃん(石原さとみ)なんかは、自分の母親の件もあり、やっぱり解剖して死因を明らかにした方がいいと思ってしまう。
そんなこんなで、旦那さん野間口功(石橋蓮司)のやっている靴屋に乗り込む面々です。
40年連れ添った妻にメスを入れられる事を嫌がる気持ちは十分にわかる。
それ以上は踏み込めない領域でもある。
一方で、彰は、解剖が中止になって内心ホッとしていた事を告白してたが、それを玲子(矢田亜希子)に聞かれていて、法医学やめたほうがいいんじゃないと言われてしまう。
玲子の役どころって、割と嫌な言い方するんだけど、結果的にゼミ生たちをいい方に導いちゃってるんだよなぁ。
大己くんとあきちゃんは、なくなった野間口の妻のその日の動向を調べてみていた。と、同時に近頃の言動についても、野間口に聴いたりとか。
と調べていくなかで、またまた、大己君がひらめいてしまう訳です。
野間口の妻は、ダンス教室に通っていたが、ここ1ヶ月くらいは踊ってなくて見学してるだけだった。
死因となったと思われるアザは、スーパーで倒れる前から痛んでいた。そして、電気屋で目覚ましを買ったり、最新型の洗濯機を買ったりとか。犬嫌いなのに、犬を飼いだしたり。
しょっちゅう、肉豆腐を食べさせたりして、ボケてきたと思われたりした事も。
スーパーで転ぶ前から既に痛んでいた形跡がある事などから、野間口に隠している事があるんではと大己くんは思う。
そんな妻にどんな隠し事があったのか、知りたくて、ようやく解剖に同意する。
その結果から判った事・・・。
ヴォイスという作品は、法医学・死者を扱ったドラマなんだが、正直ものすごく感動したなという回はなかったのだが、今回はなんかよかったなぁ。
死因となったアザは、脾臓破裂によるものだったが・・・。摘出した脾臓の後にわかったのは、実はすでに末期の胃がんを患っており、余命いくばくもなかった事。
実は、これまで野間口の妻がやってた事は、全て野間口の事を思っての事だったんでした。
しょっちゅう、肉豆腐を作ってたのは、いつ最期になってもいいよに、好きなものを食べさせたかったという事。
新しい洗濯機は、家事の出来ない野間口が簡単に洗濯出来るようにであったり、嫌いな犬を飼いだしたのも、自分が死んだ後寂しくないようにであったり。
目覚ましを買いなおしたのも、自分の声でずっと起こしていたので、自分の声を吹き込めるものを選んでいた事。
ダンス教室で踊っていなかったのも、既に踊るのもつらいくらいの症状だったという事。
野間口も、そしてそれを見ていた、大己くん、あきちゃんも涙です。
帰りの大己くんの行動ってどうなんだろうね。いつまでもグズってたあきちゃんを笑わせようってとこなんだろうか!?
最期の方のシーンで、散歩させていた飼い犬のこうすけを抱き上げて、「お前がいても・・・・、寂しいんだよ」ていうセリフ、なんかいいなぁ。
ヴォイス7回目にして、初めてウルっときた感じでした。
ヴォイス 第7話